ボリンジャーバンドの使い方とパラメーター設定

ボリンジャーバンドは移動平均線とRSIに続くメジャーなインジケーターです。

ボリンジャーバンドはジョン・ボリンジャー氏が開発したテクニカル指標です。

今回はボリンジャーバンドについてご紹介します。

ボリンジャーバンドの説明

ボリンジャーバンドは順張りにも逆張りにも使い方によって機能します。

ボリンジャーバンドは奥が深いため、ボリンジャーバンドを説明するためにまずは専門用語を覚えてください。

ボリンジャーバンドを使う前に覚えておきたい6つの専門用語

  • エクスパンション
  • スクイーズ
  • バンドウォーク
  • 1σ(1シグマ)
  • 2σ(2シグマ)
  • 3σ(3シグマ)

これら6つの専門用語はボリンジャーバンドを使う際に覚えておくといいでしょう。

ボリンジャーバンドを使った手法を解説している書籍やサイトなどを読んでもこれら6つの用語が使われることが多く覚えておくと理解が深まります。

まずは、エクスパンションからご紹介します。

エクスパンションとは

エクスパンションはバンドの幅が狭まっている状態で価格が大きく動き出すとボリンジャーバンドが広がっていくことをエクスパンションすると言います。

スクイーズとは

ボリンジャーバンドが収縮(狭まっている)している状態のことをスクイーズしている状態のこと。

バンドウォークとは

ボリンジャーバンドがエクスパンションして広がっている状態でボリンジャーバンドの上をローソク足が歩いているように見えることをバンドウォークといいます。

※バンドウォークについては以前紹介しています。

www.xn--fx-5i4a2a9j4f618u4g1ab6j8wdr9mz22g.biz

1σとは

ボリンジャーバンドは3本セットで使うことが多く1σとはボリンジャーバンドの一番内側のバンドのことをいいます。

1σの内側で価格が収まる確率は68.27%といわれています。

2σとは

2σは1σと3σの中間にあるバンドのことを2σといいます。

2σの内側で価格が収まる確率は95.45%といわれています。

3σとは

3σはボリンジャーバンドの一番外側のバンドを3σといいます。

3σの内側で価格が収まる確率は99.73%といわれています。

ボリンジャーバンドの具体的な使い方

ここまで説明しましたので具体的なボリンジャーバンドの使い方を説明します。

ボリンジャーバンドで順張りをする手法

ボリンジャーバンドを順張りをするときはバンドのエクスパンションとバンドウォークを使ってトレードします。

ボリンジャーバンドがエクスパンションした時にトレンドが発生するのですがエクスパンションする前にはボリンジャーバンドはスクイーズしていなければなりません。

つまりボリンジャーバンドがエクスパンションしてトレンドが発生するときはバンドの幅がスクイーズ状態からエクスパンションした時にトレンドが発生したと判断して順張り方向にポジションを立てていきます。

順張りでボリンジャーバンド使うときに注意したいのがエクスパンションしたばかりは価格が大きく動いた状態であるためすぐに飛びついてポジションを持ってしまうと高値掴みや安値掴みをしてしまうことになりロスカット幅が大きくなりますので順張りに失敗した時にダメージが大きいため気をつけましょう。

そこでバンドウォークを使って安全に押し目買いや戻り売りをしてトレードすることをボリンジャーバンドの順張り手法です。

ボリンジャーバンドのバンドウォークは1σと2σの間でバンドウォークする場合と2σと3σの間でバンドウォークする場合があるためトレンドの強弱で判断をして押し目買いや戻り売りをしていきましょう。

ボリンジャーバンドの逆張り手法(レンジ相場に有効)

ボリンジャーバンドは逆張りでも使えます。

逆張りで使う場合に重要になるバンドは3σです。

ボリンジャーバンドの3σ内に価格が収まる確率は99.73%と説明しましたが、これを使って逆張りを仕掛けることをボリンジャーバンドの逆張り手法といいます。

逆張りをするときに気をつけたい点はボリンジャーバンドがエクスパンションしているときはトレンドが発生している状況なので逆張りをすると失敗する確率が高くなります。

そこでボリンジャーバンドを逆張りするときの豆知識を紹介します。

ボリンジャーバンドが水平の時に逆張りをすると勝率が高いです。

水平の時といってもバンドの幅がある程度、広い状態でレンジ相場で尚且つボリンジャーバンドが水平だとお勧めです。

バンドに幅があると獲得できる利益幅が広く設定できるためです。

バンドがスクイーズ状態のときはいつトレンドが発生してもおかしくないため、3σにタッチして逆張りをしてもそのまま突き抜けてエクスパンションしてしまう危険があるため注意が必要です。

またバンドに幅がない場合には利益幅も狭くなりそのままエクスパンションする危険があるので避けましょう。

しかし日本時間の早朝や祝日などでボラティリティー(値動きが小さい)が低い状態なら細かい利食いをしてもいいでしょう。

ボラティリティの小さい早朝にボリンジャーバンドを使ったスキャルピング手法や自動売買ソフト(EA)も存在するくらいです。

ただし早朝はFX業者のスプレッドが広がっており細かく利食いすることがリスクになることもあります。

原則スプレッド固定のFX業者でも早朝はスプレッドが広いことがあるのでトレードする際は注意が必要です。

まとめ

ボリンジャーバンドは順張りでもレンジ相場中の逆張りでも相場の動きに合わせてトレードすることができます。

ボリンジャーバンドのパラメーター設定は20、21、25を設定されることをおすすめします。

ボリンジャーバンドを使ってみたいかたはぜひ参考にしてください。