フィボナッチリトレースメントとは一つのトレンドの最安値と最高値を結んで押し目買いや戻り売りを仕掛けるポイントをチャートで分析するツールです。
フィボナッチリトレースメントに使われている数値は23.6、38.2、50.0、61.8これがデフォルトで使われているフィボナッチリトレースメントの数値です。
この数値を使って押し目買いや戻り売りを仕掛けていきます。
フィボナッチリトレースメントを使うにはツールが使えるFX 業者のチャートかMT 4が必要となります。
フィボナッチを使いたい方はツールが使えるチャートを用意してください。
それでは具体的にフィボナッチリトレースメントの引き方をMT4を使って解説していきます。
- フィボナッチリトレースメントの使い方を解説
- フィボナッチリトレースメントの数値は他にもある
- フィボナッチリトレースメントを押し目買いや戻り売りで使うための数値
- 38.2の数値は強いトレンドの時に有効
- 強いトレンドか判断する方法
- 50.0を割れたらトレンドが弱い証拠
- フィボナッチリトレースメントは値幅観測や利益確定や逆張りにも使える
- フィボナッチリトレースメントで反応している6つのポイント
フィボナッチリトレースメントの使い方を解説
フィボナッチリトレースメントの使い方を以下で画像を使って解説します。
MT4でフィボナッチリトレースメントを引く手順①
MT4の上部にあるツールバーの中にあるオレンジの枠で囲っている項目をクリックしてください。
MT4でフィボナッチリトレースメントを引く手順②
手順①の項目をクリックしたら高値から安値までドラッグして合わせてください。
安値から高値でもOKです。
フィボナッチリトレースメントを引く方法はこれだけで完了です。
使い方は以下で説明しているので最後まで読んでみてください。
フィボナッチリトレースメントの数値は他にもある
フィボナッチリトレースメントのデフォルトの数値は23.6、38.2、50.0、61.8と説明しましたが、フィボナッチリトレースメントの数値は他にもあります。
78.6、123.6、138.2、150.0、161.8、178.6、200.0、223.6、238.2、250.0、261.8、278.6、300.0などなどたくさんの数値が使えます。
フィボナッチリトレースメントを押し目買いや戻り売りで使うための数値
フィボナッチリトレースメントにはたくさんの数値がありますが押し目買いや戻り売りをする時に使う数値は0、23.6、38.2、50.0、61.8、78.6、100.0になります。
この数値を上昇トレンドや下落トレンドの最安値から最高値でフィボナッチリトレースメントを引きます。
38.2の数値は強いトレンドの時に有効
フィボナッチリトレースメントで38.2の数値は強いトレンドの時に押し目や戻りで反発してトレンド継続となることが多い数値です。
38.2を抜けてしまっても50.0で反発してトレンド継続となることもあります。
強いトレンドの場合は38.2が反発する可能性が高いと言われています。
強いトレンドなのか判断をするためにはトレンドできたきっかけが何だったのか知ることが有効です。
フィボナッチリトレースメントの使い方で説明した画像で説明しますが白いマルで囲った箇所は38.2に微妙に届いていませんが強い下落トレンドならこのまま下落していくことになります。
強いトレンドか判断する方法
例えば経済指標なら雇用統計などの数値が強くて強いトレンドになった場合、要人発言などが原因で強いトレンドになった場合などです。
50.0を割れたらトレンドが弱い証拠
フィボナッチリトレースメントで押し目買いや戻り売りをする場合に強いトレンドなら38.2で押し目や戻りが入りやすいと説明しましたが、50.0で反発して上昇や下落が継続するケースもあります。
ただし50.0を割れたらそのトレンドは危険なトレンドと判断できます。
フィボナッチリトレースメントは値幅観測や利益確定や逆張りにも使える
フィボナッチリトレースメントの数値には123.6、138.2、150.0、168.2、178.6、200.0などの100.0よりも高い数値がありますが、これらの数値は値幅観測や利益確定や逆張りにも使えます。
100.0よりも高い数値を使う方法は一つ前のトレンドの最安値から最高値までをフィボナッチリトレースメントで引くと123.6、138.2、150.0、168.2、178.6、200.0などの数値が実際に機能しているということがわかります。
実際のチャートでご紹介します。
フィボナッチリトレースメントで反応している6つのポイント
このチャートでは下落トレンドなのでフィボナッチリトレースメントは高値から安値に向かって引きます。
※値幅観測に使うときは「下落中は高値から安値」で「上昇中は安値から高値」に向かって引かないといけません。
私がフィボナッチリトレースメントの値幅観測で反応していると思ったポイントを白丸で囲いましたのでご覧ください。
逆張りの目安や順張りをしていたなら利益確定にも使えます。
このチャートは実際に動いた後に引いたのですが機能していることが分かると思います。
フィボナッチリトレースメントの300.0でピタリと下落が止まって反発していますよね。
フィボナッチリトレースメント300.0で下落がどれくらい反発したかは以下の画像をご覧ください。
300.0のラインにタッチして下落トレンドだったのに67pipsも上昇しています。
これだけ意識されて実際にFXトレードをしている大勢の人が利益確定や逆張りをした証拠です。
フィボナッチリトレースメントはFXトレードをするなら知っておくと役立つ知識なので必ず覚えて勉強しておきましょう。
※当サイトの記事は全て私がFXを勉強して実際に経験したことを書いています。FXのブログや書籍などで勉強してリアルに経験したことです。